
Keitty
2022年9月6日
大いに休む、という姿勢。
日本は祝日が多い国です。恵まれていますね。
私は普段は2つのお仕事をしているので、お休みのバランスは大切です。ただ、そもそもCreativeの仕事についているくらいなので、集中すると寝食忘れて突っ走るところは性分なのか、なかなか変わりません苦笑。
休むときはしっかり休む。というメリハリは、私の周りのヨーロッパの友達が、とても上手に、自然に見せてくれるように思います。彼らは仕事とプライベートの時間も、上手に分ける人が多いように思います。逆にそれがスタンダード(当たり前)というのは、自分の人生に対して敬意を持って臨んでいると感じます。大袈裟な事がないのです。大袈裟でない、飾る事がない、というのはエレガントでもあります。
彼らといると、ふとしたところで品の良さを感じることがあります。
ふとしたところで出てくるエレガンスというのは、きっと、日々の生活の中にエレガンスが宿っているからに違いありません。教養がある、きっとこの人のご両親や環境が彼らをそう育てたんだろうと垣間見るような瞬間があります。
仕事に忙殺されていることを誇大表現してしまう人を時々暑苦しく思うのは、本人が気付かずに、依存することで自分の存在を保っていたり、忙しい自分に酔っている感覚があるのを他人が感じ取ってしまうからかも知れません。大袈裟なもの、行き過ぎているものは、それそのものが悪いことばかりではないのかもしれませんが、さりげなさを失った時に、どうしても品がないほうへ向かいます。
自分のお休みに、理由や言い訳は必要ありません。
デザインで言うなら、空白は足りていない状態ではなく、空白として必要なものです。何もない空間があるから、全体の美しさが生まれるからです。
美しいというのは、調和です。
あなたの時間はあなたのもの。あなたという全体像の、次の活力のための空白。
与えられた連休を存分に楽しんでくださいね。